2013年は、
AKB48にとって前年と同じく激動の年であったよう。
あるいは、さらに大波乱の年だったかもしれません。
卒業者が15人以上、
そのなかには超有名メンバーの 秋元才加 と 篠田麻里子、板野友美 も含まれます。
そして、
先日の第64回NHK紅白歌合戦の途中には、
常に“神7”上位、大島優子が卒業を発表しました。
そう、あの大島優子がです。
筆者もまさか!と思いましたが。
確かに、以前より夢であった女優の道を語ることも増えましたし、
2013年にはドラマ『安堂ロイド』にも出演し活動の幅を広げていました。
AKB48の楽曲披露はメドレーの形式を取っており、
2013年話題のナンバー『恋するフォーチュンクッキー』に続いて代表曲『ヘビーローテーション』が始まる直前のMCで事件が起きました!!
「この場をお借りして言いたいことがあります。私、大島優子はAKB48を卒業します」、
と電撃的に卒業発表。
場内からはどよめきとも言える静寂を破る声すらありました。
AKB48の他メンバーや48グループはステージ上のほぼ全員が茫然。
AKB48のキャプテンであり48グループ全体の総監督の高橋みなみさえ知らされていなかったよう…
隣のたかみな、泣いていましたね。
そんな卒業発表の締めくくりとして、
優子は、パフォーマンス後の嵐との会話でメンバーには話していないと明かし、
「AKB48を卒業させていただきます。これからは大島優子として活動していきます」とした。
これに関して、インターネットでは数々の声が!!!!!
「紅白で卒業発表とは」
「卒業宣言じぇじぇじぇ!」
「マジかよ…嘘(うそ)だと言ってくれ!優子さん!」
という卒業発表の撤回を求めるものも。
しかし、反対や疑問の意見も多数あり、
「AKBの卒業発表なんてAKB独自のコンサートやイベントで言うべき」
「紅白という公共の番組で話すな!」などと
HNK紅白歌合戦といういわば公共放送の私物化に疑問を呈する声が非常に目立ちました。
突然の大島優子の卒業発表に「なんじゃらほい!?」と思った方も多いよう。
なかには、許可を得ての発言だったのか?と真相を問う声も存在。
これに関しては、
紅白歌合戦終了後の記者団からの質問に答え、
優子自身がその口を開き、
AKB48の総合プロデューサーである作詞家・秋元康氏は事前に相談をしており、
秋元氏が紅白での卒業発表をNHK側に伝えて許可を得ていたことという流れを説明。
突然の卒業発表ではあったものの、公共放送として許可は取っていたようです。
まぁ、許可のほうはともかく、
NHK紅白歌合戦のステージでの大胆な発言による騒動と言えば「Def Tech」の事件が思い出されてなりません。
紅白をこの数年で観るようになった もしくは、紅白をこの10年~15年観ていない という方はご存じないかもしれません。
第56回NHK紅白歌合戦でのこと
Def Techは自身の楽曲『My Way』を歌唱ののちに、
突然「人生の師匠と、NHKを見ている世界中の皆様に捧げます」と、マイクを通して謎の宣言を敢行。
まぁ、普通に聞けば、格好つけた若者2人組のうち片方がMCで勝手にスベったというだけのことでしょう。
ただ、これには少し違った風景の意味合いがあるのです。
彼らは、多くの方が一度はその名前を聞いたことのある“創価学会”という宗教団体の会員です。
つまり、宗教色を帯びた発言であるとの解釈ができ、
その観点で解釈を通すなら、発言中の「人生の師匠」は“創価学会”のトップ(肩書きでなく実質権威として)の人物のことを指すとされます。
こういう過去の事件を振り返るなら、
優子の卒業発表は楽曲に関係のない事柄ではあるものの、アーティスト・芸能に関連のある発言のため、まだ大丈夫と言える範囲でしょう!
Def Techの場合、
音楽に関係のないどころか、紅白という一大番組において、
とてもプライベートで、宗教的な言動、あるいは 特定宗教を指した宣伝行為は許されませんね。
さらに言えば、過去のDef Techの事件があり、
紅白の放送コードのある意味での危うさを知っているからこそ、
NHKは優子の卒業発表にはOKを出したとも考えられます。
何はともあれ、
2014年に卒業するだろうと思われる大島優子の“AKB48”としての活動に注目です。
また、AKB48を卒業して新たなステージ、フィールドを目指す優子からは目が離せませんし、是非応援をおくりたいものです。