「最高の離婚」第3話 あらすじのあらすじ
濱崎光生(瑛太)は、かつての恋人・上原灯里(真木よう子)から、光生との間にはいい思い出なんかひとつもない、と言われ、呆然となる。灯里の夫・諒(綾野剛)が浮気をしていることを知った光生が、彼女の家を訪れてその話を切り出した際の出来事だった。
今回、強烈な台詞が心に突き刺さりました。
まるでボディーブローを打たれながら、紙パックの牛乳を一気飲みさせられているかのようなレベルです。(要するにツラい)
普通の家族
「あたしはもっと、もっとっていうか、あなたはバカにするけど、あたしはただ、あたしはただ、別に普通の家族になりたかっただけで…」
「普通の家族って何だよ」
「一番最初に思い出す人だよ。一番最初に思い出す人たちが集まっているのが家族だよ。一応さあ、わかんないけど、わかんないけどさあ。この人のこと好きだなあって思って結婚したんだし」
泣きました。うんうんうんって頷きながら泣きました。ドラマってわかってるのに、汚い野郎の涙は止まりませんでした。
考えてみてください、家族のありかた
やっぱり僕は「記憶」にあると思うんです。このドラマを見て、感化されたところもありますが、普通の家族にこそ特別な関係があるんだなって。
そりゃあ当たり前なことだなんて思うかもしれません。たとえば親子でいうと血のつながりは一般的にあるんだし、法律的にもそうです。
それが特別なのは、家族の本質が、特に「記憶」でつながっているということだからだと思います。
よく、「離れていても家族だ」なんて台詞、聞いたことないですか。今の時代、スマートフォンだなんだで、距離なんて全く関係なく誰ともつながることができる時代です。
携帯のCMなんかでこの台詞を聞くと、安っぽいなーなんて思いますけど、じっさいは、その「記憶」が基礎となって、家族のそれぞれを結び付けている。電話なんて伝えるためのものです。もちろんそれも、大事です。
でも、「離れていても恋人だ」って言っても、すぐに忘れられてしまうのは僕だけでしょうか? 笑
少し理屈っぽくなってごめんなさいでした。